そのあとのシーンは

「クリスマスの最大の喜びは、そりゃあ何たって飲めることだよ」 と目を細める大人は多いはずです。やはりこちらの人は、噂にたがわず強い。私の夫も例外ではありません極速約會

彼が初めてワインを飲んだのは小学校の高学年の時だったと言いますから、(決して褒められたことではないのですが)年季の入り方が半端じゃありません。

夫が子供の頃の田舎では、日曜日にやることといえば、もう決まりきっていたようです。まず教会に行く。そのあとは彼の父親と、同じ村に住む叔父・伯父とが持ち回りで日曜日の昼食会を開きます。

夫の父親の順番になると、小学生だった夫がいつも地下室までワインをとりに行かされました。長年、脇目も振らずにずっと「運び屋」に徹していた「良い子」の彼が「どんな味がするんだろう?」と、ふとヨコシマな考えを抱いてしまったのが11歳の時だったようです。

ある日、手さげかごの中にワインの栓抜きを忍び込ませて地下室におりて行きました。義父は、どの瓶も空になったところで 「ぼうずはどうした?」 と気付いたらしいです。

そのあとのシーンは、ご想像の通りです。もうこれは語り草になっていて、私も結婚して間もない頃に義父から聞かされました。それにしても、よくアルコール中毒にならなかったもんです。恐らく夫は、強力な脱水素酵素が授けられているのでしょうnu skin 如新

実際、夫と32年暮らしてきて、彼が酔っているのを見たのは一度だけ。それも、もうあっちに行ってるかな?それともまだこっちに留まっているかな?という、境界線あたりにいるような酔い方だったので、数にいれなくてもいいかもしれません。

物の本によれば、まずアルコール脱水素酵素などによってアセトアルデヒドに分解され、それがアセトアルデヒド脱水素酵素etcによって無害な酢酸に分解され、そのあと水や二酸化炭素に分解されると。 それで、やっと体から出て行ってくれるらしいです。

普通、お酒って酔うために飲む人が多いと思うのですが、よく考えてみると、酔うということは(まっ、分量にもよるでしょうが)酵素の働きが悪くて処理しきれなかったアルコールが血液と一緒に体内旅行をして脳をマヒさせるわけですから、ちょっとこれはジレンマですね!(笑)

笑ってごめんなさい。でも、こういう時こそ笑わせてもらわねば! 何を隠そう、私は下戸だからです。

記憶が正しければ、ここ数十年、ビールすら一滴も飲んだことがありません。欲しい!という欲求が全然起きてこないのです。

そんな私も20代の初め頃には「一人前の大人になりたい!」ばっかりにビールで訓練を重ねたことがありました。ですが、舌がまったく喜んでくれないのです如新集團

そうです。私は耳垢もパサパサの、生粋の弥生人間なんです。黒人と白人には下戸が殆どいないらしいですし、黄色人種でも縄文系の人にはあまりいないと聞きました。やはり弥生人間に多いようですね。昔々、大陸を彷徨っている時に、どこかで酵素を落としてしまったのか、或いは装着するのを忘れてしまったのか? 

下戸にもいいことがあるとすれば、アルコール依存症になるリスクが限りなくゼロに近いということと、アルコール代がかからないということでしょうか。

これ、負け犬の遠吠え?